うつ症状が強く出る方はお医者さんへ早めに相談を

 閉経後の更年期後半には、ひどいうつ状態に陥る人もいます。こうなると、不眠になるうえに、なんとか眠っても今度は朝起きる気がしなくなります。どうにか寝床を抜け出しても顔を洗う気がしません。お化粧もせず、髪はパサパサ、掃除、買い物、食事の支度など何もする気が起きず、おしゃれをして身ぎれいにしようなどという気もなくなります。もっとひどい場合は、死にたいと思い詰めたりします。

 

ある人は夫に先立たれ、生きがいだった一人娘も結婚して家を出てしまって一人ぼっちになったのです。心にぽっかり穴があいたようなさみしさと更年期が運悪くぶつかったために、うつ症状がとても強く出てしまいました。たまたま高層マンションの高い階に住んでいて、「もう私は生きているかいがないから、ここから飛び降りて死のう」と、毎日そのことばかり考えていたそうです。ここまでうつ症状が進むと、早急に精神科や婦人科の治療を受ける必要があります。
この人は、あとでお話しする女性ホルモン補充療法を受けて見違えるほど元気になられたのですが、このように自分自身が問題をかかえていたり、あるいは若いころからうつの傾向がある人は、更年期とぶつかって、うつ症状がいっそう強く出ることがあります。

  • 2014/02/03 11:08:03